薄茶 逆勝手のお稽古
今日のお稽古は 濃茶 唐物
薄茶 逆勝手 平点前でした。
唐物(からもの)点前とは 四ヶ伝の一つで
由緒のある唐物茶入を扱うお点前です。
唐物とは主に中国から伝来した陶磁器のことで 特に宋・元・明・清時代の
希少性の高い陶磁器を茶人たちは珍重していました。
唐物点前の特徴は
・襖の開け閉めは下から八目 手は半づき
・唐物は両手扱い
・唐物を清めるときは、帛紗を真に捌き、国焼の逆の手順で清める
・唐物を拝見に出すときは、帛紗を行に捌いて清める
・唐物だけ先に「割り乞い」
・道具を拝見に出すときは、手をついて出す
道具は
・お茶入れ 唐物
・お茶碗 楽茶碗
・お茶杓 元節
・水指 木地曲
・建水 唐銅、えふご
・蓋置 竹の引き切り
・お菓子 主菓子2種と水菓子1種
唐物のお点前では袱紗を「真」「行」に捌きます。
また、清め方も逆です。
茶筅とお茶杓も置く位置や置き方が異なります。
四ヶ伝のお点前は 先週からお稽古を始めさせていただいていますので
慣れないことが多いですが しっかりお稽古していきたいです。
・お茶入れ 文琳
・お仕覆 薩摩間道
・お茶杓 玄々斎精中宗室 幾千代
・茶花 胡蝶侘助 こばのずいな
・花入れ 立杭釜 舟徳利 市野信水
逆勝手
逆勝手とは 茶室の立地条件や間取りの具合などから手勝手が逆になったお点前です。
平点前の手順は普通のお点前と同じですが 左右がすべて逆になります。
お点前
棗と茶碗を本勝手どおり持って水指前に進みます。
部屋の入退室はお客さん側の足から運ぶので、
左の足で敷居をまたいで入ることになります。
水指前に坐ると、まず右手に持っている棗を水指の前少し左寄りに置きます。
続いて左手に持っている茶碗を右手に持ち替えて、棗の右寄りに置き合せます。
建水を右手で持って入り、戸を閉め居前に進みます。
居前に進むと炉縁外隅をねらって坐り、柄杓を右手で取って、左手に持ち替えて構えます。
蓋置を右手で取りだし定座(炉縁左側畳目三つ目)に置きます。
続いて柄杓を左手で蓋置の上に引きます。
お茶碗 お棗を膝前に置きます。
お棗を清めて炉縁の角と水指を結んだ線上の中心よりやや炉縁角側に置き、
茶筅を棗の右に置き合せます。
一旦帛紗を右膝頭に仮置きします。
左手で柄杓を取り、右手で扱って構え、右手で帛紗を取って釜の蓋を取ります。
帛紗を右膝脇に置いて、茶巾を取って釜蓋の上に置きます。
湯を汲み、茶碗に入れて茶筅通しをして お茶碗を右手で取り、
左手に渡して左手で湯を建水に捨てます。
茶巾を右手で取って茶碗を拭きます。
お茶を入れ、水指の蓋を開け、お茶を点てて右手で茶碗を取り上げ、左掌に乗せて正面を正し、
左手で持ち替えて出します。
茶碗が戻ると取込み、湯を汲んですすぎ、今度は右手で建水に捨てます。
お仕舞の挨拶があると茶碗に水を入れ、茶筅通しをし、
建水を下げるときは右手で茶杓を取って握り込み、その手で建水を下げます。
続いてお茶杓を持ったまま帛紗を取り、左手へ打ち返して帛紗を捌き、お茶杓を拭きます。
棗を水指前左寄りに置き換え、お茶碗を棗の右に置き合せます。
釜に水を一杓さし、釜の蓋を閉め、左手で柄杓を蓋置に引きます。
水指の蓋は右、左、右の三手で閉めます。
棗、茶杓の拝見の挨拶を受けて、柄杓、蓋置を建水に仕舞い、
お茶碗を左一手で勝手付に割り付けます。
お棗、お茶杓を拝見に出します。お棗を出す位置は炉縁側につきお客から見て左側になります。
返す時は出された位置へ 返します。
柄杓 蓋置を右手に持ち、左手で建水を持って立ち上がるまで
左手をそのままの位置に置きます。
お茶碗を下げ、拝見の問答ののち、お棗、お茶杓を持って下がり、
建付けに置いて総礼で点前が終わります。
・お薄器 桃蒔絵の中棗
・干菓子 紅梅/鶴
今日は 小さな小花刺繍の小紋と姫柄の名古屋帯でお稽古に行きました。
名古屋帯は あまり結ぶことがなかったのですが
お稽古の時に結ぶ機会が増えました。
やはり名古屋帯の方が 結びやすいように思います。
お濃茶の唐物 お薄の逆勝手と お点前は大変ですが
後炭点前を見せていただいたり
炭のはぜる音をきいたりと 日常とは異なる空間でのお稽古は
心落ち着く時間です。