風炉 名水点のお稽古です。
各地にある名水を使うお点前で 夏にお濃茶でおこないます。
準備
水指は木地の釣瓶を使います。
湿らせておき、名水であることを示すために、シメ飾りをします。
前後二つ、両横一つの幣をつけて、勝手付向こう側の角で結びます。
水指の前にお茶入れをかざります。
お点前
●柄杓引いて総礼のあと、お正客さんから
「名水をご用意いただいたようでございますが、お水を頂戴いたしたい」と所望があります。
●お茶入、お茶杓を清め、茶巾をのせ(釣瓶の左蓋手前寄り)、茶巾がのったまま水蓋を開け、
水をお茶碗にいれてお出しします。
●次客さんが飲んでいるときにお正客さんから名水の由来などの問答があり、
亭主は居前のまま応えます。
●お茶碗が戻ったら湯を入れて捨てて、もう一度お湯を入れて茶筅通します。
●お濃茶のお点前をします。
●お点前が終われば、釣瓶を水屋にさげます。
茶花は ヤハズガヤ・フジウツギ・半夏生
お菓子は「水無月」でした。
水無月は三角の形をした和菓子です。
ういろうに小豆をのせて固めた、モチモチとした食感で表面に大粒の小豆がのっています。
旧暦の6月1日に氷を食べることで、夏バテを予防するという風習から来ているそうです。
6月1日に氷を食べて夏バテ予防を祈願するのは、元々室町時代の宮中で行われていた行事で、
この行事で暑気払いをしていました。
当時の庶民の方々は高級品である氷を入手することはできないため、その代わりとして、
氷に似たお菓子を食べることによって、夏バテ予防をすることになったそうです。
三角形の形は氷のかけらや氷の角を表しており、小豆は邪気払いという意味でのせられています。
季節の行事に思いをはせながら お菓子をいただき
お客様を思って名水を準備してお迎えするという 名水点てのお点前にも
感動を覚えたことでした。